5月の下旬に入り、欧州サッカーは最終局面に突入。シーズンが終了したリーグもある一方で、優勝争いが続くリーグもある。そんななか、編集部では今シーズンを彩ったヨーロッパの最強攻撃ユニットを紹介。
今回はレアル・マドリードの3トップについて見ていこう。
■理不尽な攻撃力でCLファイナルへ
今季はカルロ・アンチェロッティ監督の第2次政権となったマドリード。序盤から順調に勝ち点を重ねると、2年連続ぶりとなる35度目のラ・リーガ制覇を成し遂げた。
さらに、チャンピオンズリーグ(CL)では決勝トーナメントの死闘を勝ち抜いて、リバプールとの決勝戦に到達。充実したシーズンを送っている。
その功績を支えているのが、圧倒的な攻撃力を誇る3トップだ。
特にCFのカリム・ベンゼマと左WGのヴィニシウス・ジュニオールは圧倒的。前者は公式戦44試合で44ゴールと驚異的なペースで得点を挙げており、後者はドリブルとラストパスの精度を格段に向上させてチームに貢献している。
さらに両者間でのコンビネーションもすばらしく、今季は2人の関係で守備陣を幾度も切り裂いてきた。
またCLでは、ラウンド16のパリ・サンジェルマン(PSG)との1stレグ以外の全試合でゴールを記録。理不尽すぎる得点力を決勝戦でも期待したいところだ。