■「戦術どうこうの話ではなく、勝つか勝たないかの2択しかない」

 酒井高徳は試合後、「しっかりとチームとしてやることは貫いてやったと思う」と誇りながらも、「ただ、今は“勝ち”が必要な状況で、勝てなかったことがすべてだと思う。戦術どうこうの話ではなく、勝つか勝たないかの2択しかないと思っている」と危機感を露わにした。そして、「心残りというか、悔しくてしょうがない」と率直な気持ちを吐露した。

 神戸は現在、13試合を消化して勝点7で17位と自動降格圏に沈む。ロティーナ監督の指揮下でチームの立て直しを図っており、この試合でも見えたように守備の構築は進んでいる。攻撃も、王者を相手にチャンスを作った。次節は中2日でやってくる。求めるのは、勝利のみだ。

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