■5月13日/明治安田生命J1第13節 浦和レッズ 0ー0 サンフレッチェ広島(埼玉)
「面白い試合だったと思いますが、そのわりに0-0で終わってしまいました」
サンフレッチェ広島のミヒャエル・スキッベ監督がそう振り返ったように、広島は浦和を相手に敵地でボールを保持してシュートを多く放ったが、得点に結びつけることができなかった。結果はスコアレスドロー。広島は勝ち点を18に伸ばし、暫定順位を6位に上げた。
大雨が予報されていた敵地での試合だった。4試合連続で引き分け、2試合連続でスコアレスドローと苦しむ浦和レッズが相手でもあり、前節・鹿島戦のような快勝を再現したかったが、最後の精度が足りなかった。
最初に決定的なチャンスを迎えたのはホームチームだった。14分、直接FKから浦和が得点したかに思われたが、VARの結果、得点は取り消しに。その後、広島が徐々にボールを保持する時間が増えていった。流れは広島に傾いたかに思えたが、得点は遠かった。
広島は後半開始時点から選手を交代。ナッシム・ベン・カリファを下げて松本泰志を投入し、システムも変更。指揮官が「前半は中盤がイマイチ機能していなかったので、松本を入れて中盤を支配しようと考えました」と説明したように、3-1-4-2から3-4-2-1へと構成を変えた。これが当たり、後半は広島ペースになった。