日本代表MF鎌田大地と長谷部誠のフランクフルトがクラブ史上初のUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝進出を果たした。EL準決勝2ndレグ、フランクフルト対ウェストハムが現地時間5月5日に行われた。ホームのフランクフルトが1−0の勝利を収め、2戦合計3−1で決勝進出を決めた。
■エースの決勝ゴール
アウェイでの1stレグは鎌田の決勝ゴールで2−1の勝利を収めたフランクフルト。1stレグでチームを勝利に導いた鎌田がこの試合でも魅せる。前半17分、自陣でボールを保持していた鎌田が前線へロングボール。これを受けたイェンス・ペッター・ハウゲがペナルティエリア手前でアーロン・クレスウェルに倒され、決定機阻止により一発レッドで退場。鎌田の絶妙なパスが相手の退場につながった。
すると26分、右サイドを抜け出したアンスガー・クナウフが深い位置からマイナスのパスを供給。これにラファエル・サントス・ボレ・モーリーが合わせてゴールネットを揺らした。右サイドを抜け出したクナウフの抜群のスピード、そしてエースのラファエル・サントスが鋭いボールを突き刺した。
結局、この後スコアは動かず。フランクフルトが1ー0の勝利。2戦合計3−1でフランクフルトが決勝に進出することになった。前身のUEFAカップ時代を除けば、フランクフルトはクラブ史上初のEL決勝進出となった。また鎌田と長谷部誠のEL決勝進出は、日本人としてマルセイユ時代の酒井宏樹以来4年ぶりとなった。