■2巡目でどうふるまえるか
また、東京ヴェルディには完敗を喫したが、直接対決がまだ残っている。J2は22チームの2回総当たりで、2巡目にはユアスタで対戦する。10月2日のこの試合までに、仙台が10節の試合でできなかったことをできるようになるのか、チームとしてどうふるまえるかのほうが重要だ。“東京V式4-3-3”でずらされたポジションをどう克服できるか、新井との1対1でどう対応するのか、などだ。それは他の敗戦したチームとの対戦でもいえることであり、勝ったチームとの対戦でも同様だ。
新潟は2位に浮上したが、ここまで7勝5分2敗。仙台は同勝ち点で8勝2分4敗。仙台は新潟の2倍も負けているが、ただ負けなければいいというわけではない。勝つことは、引き分けることよりもとても大きいのだ。
現在、仙台の得点数はリーグ2位タイ。東京Vに完敗しようが、連勝が止まろうが、得点を積み重ねる原崎サッカーを進化させ、打ち勝つチームでJ1昇格を掴みとってみせる。