■監督交代の効果は抜群

 アギーレ監督の5-3-2の前線が、長身フォワード2人とは限らない、ということが明らかになったこの試合、久保はスタメンの座をトレーニングで手放してしまったが、本番で挽回してみせた。勝利という結果が出たことで、次回もムリキ+誰かという構成になるだろう。

 外される理由を伝えて久保を発奮させたアギーレ監督は、この試合のパフォーマンスだけで次のメンバーを確定させることはない。イ・ガンインがトレーニングで上回れば久保は再びベンチからスタートすることになる。

 前節は守備一辺倒のサッカーで久保が厳しい状況に置かれるかと思われたが、一転、良い競争に放り込まれたことが明らかになった。次戦、アギーレ監督に選ばれるのは誰になるだろうか。監督交代の効果は抜群。練習から活性化するマジョルカは、良い方向に進みそうだ。

 

■試合結果

マジョルカ 1―0 アトレチコ・マドリード

■得点

68分 ベダト・ムリキ(マジョルカ)

  1. 1
  2. 2
  3. 3