■戦術への適応について
加えて、戦術への適応というところでは、試合に対するスタッフからのアプローチも効果抜群のようだ。齊藤はこの日のダブルボランチがハイパフォーマンスを見せることができたのは「戦術を、前日や前々日にミーティング・ピッチで共有できて、良いオーガナイズを作ってもらえた。そういうことを提示してくれたチームスタッフのおかげ」とした。
周囲に恵まれたダワンは、限られた準備時間の中で、守備的ミッドフィルダーとしてだけでなく、攻守に欠かせない存在になった。自身は合流時に日本でのプレーについて「切り替えの速さやハードさが自分のプレースタイルに近いので、フィットすると思う」と語っており、これからますます存在感を増していくであろうことは想像に難くない。
J屈指のダブルボランチを擁するようになったガンバに、上昇の気配が漂っている。
■試合結果
京都サンガF.C. 1―1 ガンバ大阪
■得点
45分 ピーター・ウタカ(京都)
58分 ダワン(ガンバ)