スコティッシュ・プレミアシップ第32節レンジャーズ対セルティックが現地時間4月3日に行われた。アウェイのセルティックが2−1の勝利を収めた。出場したサッカー日本代表・旗手怜央が同点ゴールに関与している。
■旗手と前田がともに先発
伝統の一戦オールドファーム(グラスゴーダービー)がやってきた。2月2日にセルティックのホームで行われた第22節のオールドファームでは、旗手の2ゴール1アシストの大活躍もありセルティックが3−0の勝利。スコットランドのサッカーファンに衝撃を与えた。そして、今回のオールドファームでも旗手が前田大然とともにスタメン出場を果たしている。
開始3分、左サイドを抜け出したライアン・ケントがグラウンダーのクロスを供給。これにアーロン・ラムジーがダイレクトで合わせてゴールネットを揺らした。だが、すぐにセルティックが同点に追いつく。
7分、カラム・マグレガーがドリブルでペナルティエリア右に侵入すると、パスを受けたトム・ロギッチがシュート。これは相手DFに阻まれるが、こぼれ球を拾った旗手がワントラップからシュート。これは相手GKアラン・マクレガーにセーブされるも、こぼれ球をロギッチが押し込んでゴールネットを揺らした。旗手がゴール前で冷静さを見せ、最後は狙いすましたシュート。コースに飛んだためGKもキャッチできなかった。
そして42分、左サイドでセルティックがFKを得ると、ジョタのボールを相手がクリアするが、中途半端になりこぼれ球をゴール前で拾ったキャメロン・カーター=ヴィッカースがシュート。これがゴールに決まりセルティックが勝ち越しに成功した。結局、スコアはその後動かず。セルティックが2−1の逆転勝利を収めた。旗手は62分に途中交代、前田はフル出場、井手口陽介はベンチ入りも出番なしに終わった。
レギュラーシーズンは残り1試合。レンジャーズとの直接対決を制した1位セルティックは勝ち点を79に伸ばし、2位レンジャーズは勝ち点73。33試合が終了した後、上位6チームと下位6チームに分かれて総当たりの5試合を行う。38試合の総勝ち点で順位が決まる。
プレミアシップはセルティックとレンジャーズが2強状態。3位のハーツは勝ち点54。この時点でセルティックと25も離れており、優勝争いはすでにセルティックとレンジャーズに絞られている。