サッカー日本代表は3月24日、アウェイでオーストラリア代表に勝利して、7大会連続のワールドカップ出場を決めた。昨年にスタートしたアジア最終予選では初戦を落として危機的状況にも陥ったが、終わってみれば1試合を残して出場権をつかんだ。これまで勝てなかったアウェイでのオーストラリア戦勝利も含め、日本代表がどのように成長してきたのか、ベテランジャーナリストの大住良之と後藤健生が語りつくす。
■ベトナム戦は本大会への第一歩
――29日のベトナム戦には、何を期待しますか。
後藤「ベトナム戦の前に、ヨーロッパでプレーする選手は何人か帰してもいいんじゃないの」
大住「たぶん帰すだろうね。今はロシアの上空を飛べないから、日本からヨーロッパに行くには時間もかかるし便も少なくてと、航空事情が大変らしいし」
後藤「そうなったら、どういう選手を使うかに注目だよね。本大会に向けての第一歩を、早く踏み出さないと、あっという間に本大会になっちゃうから。これまでは1年以上前に出場を決めていたけど、今回は半年しかない。次のベトナム戦から、本大会への準備になる」