■3月24日/ワールドカップ アジア最終予選 オーストラリア 0-2 日本(シドニー)
日本が7大会連続7度目のW杯出場を勝ち取った!
アウェイで迎えた大一番は、劇的な展開だった。89分までスコアレスで推移したものの、残り1分で途中出場した三笘薫が先制ゴール。さらに、後半ロスタイムにも三笘が単独ドリブル突破を決めて、2点差に。試合はそのまま終了し、見事にB組で2位以内を確定させたのだ。
この試合では、通常の23名より多い26名の選手が招集されており、3名がベンチ外に。さらにFW大迫勇也、DF酒井宏樹、FW前田大然の3人が代表不参加となるなど、チームとしても選手としても難しい場面があったことは事実だ。それでも、試合後には選手が一体となっていたことが感じられ、サポーターに声をかけたり、選手同士で撮影に応じるなど、喜びを爆発させていた。
そんなサポーター前での歓喜の瞬間が終わると、選手は一度スタジアム内に入ったのだが、再び戻ってきた4選手がいた。そして、サポーターが帰ったあとのピッチをもくもくと走ったのだ。それは、川島永嗣、谷口彰悟、植田直通、原口元気だ。
この4選手のうち、原口が途中出場したものの時間は短く、他の3選手は試合に出場することがかなわなかった。コーチの指示のもと、ピッチの上を駆けた。