3月23日、W杯・最終予選の日本戦を前にオーストラリア代表が公式練習を行った。場所は、スタジアム・オーストラリア。最大収容人数が8万人を超える巨大スタジアムだ。
日本代表の公式練習に続いて19時から公式練習を行ったオーストラリア代表だったが、大一番を前に冒頭のランニングの時点から1人が別メニュー調整となっており、その後も、スタッフと2人きりで調整が続いていた。それ以外の選手は、ランニングをしたあとにダッシュを繰り返すなど、コンディションを上げていた。
練習中、日本メディアに「こんばんは」と何度かあいさつをする選手がいた。ミッチェル・デュークだ。デュークはJ2岡山に所属する選手で、2015年から19年までは清水でプレーをしていた。日本でのプレー歴が長いことから、日本のメディアに親近感があったようだ。
デュークは代表選出に際してクラブを通して「このグループステージ最後の2試合は、オーストラリアがワールドカップに行くために両方勝たないといけない試合」と重要性を語りながらも、「いつものように日本との対戦はより特別な試合になります」とコメント。その気持ちをあいさつにこめていたようだ。
この試合では、新型コロナウイルスに感染したグラハム・アーノルド監督が指揮を執れないことから、レネ・ミューレンステーン・コーチが代行を務める予定となっている。そのミューレンステーン・コーチは、選手の動きを細かく確認していた。