■ドリブルだけではない自らの持ち味

伊東純也 撮影/渡辺航滋

 伊東の特徴はやはりスピードとドリブル。オーストラリアについて「フィジカルが強くてどんどん前へ推進力があるチーム」と語り、その上で「そこで負けないのがもちろんですけど、うまく相手の背後を突いていければと思います」と自らのスピードを活かして、相手のサイドの裏を狙うことをこの試合のポイントにあげた。

 だが、伊東が語る自らの特徴はスピードとドリブルだけではない。「自分はドリブルが好きですけど、コンビネーションとか周りを使うプレーも持ち味だと思っているので、うまくそこでいい判断ができて周りを使うところと自分が仕掛けるところをうまく使い分けられればと思います」とコメントした通り、ヘンクではポール・オヌアチュとのコンビネーションが抜群。

 クロスやパスでチャンスを演出し、自らもゴールを狙いに行く。オーストラリア戦ではゴールだけではなく、チャンスを量産することが求められる。伊東は日本に7度目のW杯出場をもたらすことができるだろうか。

※記事の最初に戻る
  1. 1
  2. 2