■伊東が活きた理由

 伊東はこの日、右ウィングでスタメン出場。前半は右からの攻撃が特に多く、伊東がボールを触るシーンが多かった。

 その要因の一つとして中国のフォーメーションが挙げられる。アウェイでの試合は伊東のアシストで大迫がゴールを決めたものの、中国が5バックを組んでいたこともあり、伊東の持ち味はなかなか活かさなかった。しかし、今回のホームでの試合は、点がほしい中国は4バックを形成。田中や谷口、板倉や遠藤の縦パスが効いていたため、伊東の持ち味が活かされるサイドにスペースが空くようになった。

 もう一つは守田と田中の働きだ。中国の攻撃に圧が感じられなかったということもあるが、日本の2CBと中盤3枚がうまく連動してボールを奪うシーンが多かった。特に守田の豊富な運動量が目立ち、ボールを奪うシーンが多かった。中盤でしっかり相手をハメることができたため、両サイドの守備の負担が減ったこと。そして田中も抜群の守備から、素早く転じ攻撃に展開。田中から大迫に縦パスが入ることで、伊東もスペースを使いやすくなった。

 さらには酒井と伊東の連係もあった。長年日本代表でプレーしてきたことで呼吸も合っている。特に酒井の方が、伊東がプレーしやすいいように自らが動いているように感じられる。指示を出さずとも、酒井が伊東のことを理解し、自然と動くことで流動的なプレーが可能になる。この右サイドは抜群のコンビネーションを見せている。

 伊東の大活躍で勝利した日本は、この勢いのまま、2月1日にサウジアラビアを下し、5連勝でW杯出場にまた一歩近づくことができるだろうか。

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