【リーグ・アン オリンピック・リヨンvsパリ・サンジェルマン 2022年1月9日(日本時間28:45キックオフ)】
アルゼンチンへの帰国中に判明した新型コロナウイルスの感染による隔離が終わり、フランスに戻りチームに再合流したリオネル・メッシだが、この試合には間に合わなかった。
ネイマール、アンヘル・ディ・マリア、アクラフ・ハキミらも欠場のPSGは、キリアン・ムバッペ、ジョルジニオ・ワイナルドゥム、マウロ・イカルディが3トップを構成。
MNMのうち1人しか出場しないことがPSGにどういう変化をもたらすかが注目された。
ボールを持つPSGに対し、リヨンは守備時5-3-2で約15メートルの長さの中にフィールドプレーヤー全員が入るスタイルで応戦。
マルキーニョスやヌーノ・メンデスらが最終ラインからボールを出そうとするが、中盤のマルコ・ヴェッラッティやレアンドロ・パレデスへのコースが塞がれ、停滞する場面が目立った。
まずはここで、メッシ不在の影響が出た。
こういう場合は、メッシが前線からふらふらとアンカーの位置まで下がってきてボールを受けることで次の展開を生んでいたが、この試合の3トップはその動きをせず、停滞が続くことになってしまった。
こうなってしまうと、あとはムバッペがスピードで強引に抜け出すことで活路を見出すしかなくなってしまうが、メッシ、ネイマール、ディ・マリアら単独で局面を打開できる選手が不在の影響は、ここにも出た。