■やはりエースが決める

 前半は両チーム得点なしに終わり、0−0のスコアレスで後半へ折り返す。78分、ようやく均衡が破られる。ビジャレアルGKヘロニモ・ルジは味方にパスを送るが、フレッジがプレスをかけると、コントロールミスとなりボールは浮き球でC・ロナウドのもとへ。C・ロナウドはワンバウンドさせ、そのままループシュート。これがルジの頭上を越え、ゴールへ吸い込まれた。

 エースがここにいる。予測をしていたのかどうかは分からないが、ボールはC・ロナウドのもとへやってくる。これも嗅覚だ。そのポジションにいることに意味がある。そして、あとは完璧なシュート。相手GKのポジションをしっかりと見て、抜群のテクニックでループシュート。C・ロナウドはこれで今季CL5試合連続ゴール。グループリーグ全試合にスタメン出場し、全ての試合でゴールを奪っている。さすがとしか言いようがない。

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