J1リーグが大詰めに入ってきた。タイトルの行方は、すでに川崎フロンターレの連覇という形で決定しているが、まだまだ熱いレースは続いている。
来季のJ1残留を争うサバイバルレースだ。
コロナ禍における特別レギュレーションにより、昨季はJ2降格がなかった。そのために20チームで戦っている今季は、下位4チームがJ2に自動降格する。
一気に加速度を増すレースの行方に焦点を当てる。
■残留争いは6チームに絞られた
まさに、サバイバルレースという表現がふさわしいだろう。分配金や優勝賞金、さらにスポンサーからの収入と、戦うリーグが1部か2部かで、クラブを取り巻く状況には天と地ほどの違いが生まれる。当然ファンや選手など人を引きつける状況も変化し、来季をJ1で戦うか否かはクラブの未来にも影響する大きな要素となる。
残り3試合となった現在、残留を争う6チームが勝点6差のうちにひしめく混戦となっている。この先の展開がどうなるかは分からないが、降格から逃れられるのは2チームだけであることは決まっている。
そのサバイバルレースが、今週末に大きく動く可能性がある。なんと、最大で3チームのJ2降格が決まる可能性があるのだ。