【イングリッシュ・プレミアリーグ マンチェスター・ユナイテッドvsマンチェスター・シティ 2021年11月6日(日本時間21:30キックオフ)】
ユナイテッドを率いるオーレ・グンナー・スールシャール監督は、先週末のトッテナム戦で結果を出すことができた3バックをシティ相手にも採用した。ユナイテッドは火曜日に行われたCLのアタランタ戦も3バックで戦っていたが、試合途中でラファエル・ヴァランが負傷したことで4バックへと変更していた。
トッテナム戦で3バックの中央で見事に統率をこなしたフランス代表DFは1か月の離脱とされ、このダービーに出場することは不可能となってしまったが、スールシャール監督は3バックを継続した。
人材よりもシステムを優先させたユナイテッドは、シティの攻撃に対して3CB+両WBで5レーンを埋め、5-3のラインを作って低く引く戦い方を採った。
シティは普段のパターンとは異なり、5バック攻略のお手本通りの攻撃を見せた。中盤で無理をせずにボールを持ち、中央で1人引き出してから展開。すると大外ではSBとWGが容易に数的優位を作ることができ、自由にクロスを入れていった。統率者であるヴァランが不在のユナイテッドは最終ラインから個々が前に出ることができず、クロッサーにプレッシャーをかけることができなかった。