■ほんの一瞬で奪った凄いゴール
前半は０−０で折り返すが、６２分にリバプールが先制に成功する。ネコ・ウィリアムズが右サイドでボールを受けると、ペナルティエリア右で縦に仕掛ける。深い位置から折り返すと、ニアで南野が合わせてゴールネットを揺らした。
ウィリアムズの積極的な仕掛けから生まれたゴール。見事なドリブル突破から見事なパス。これを南野がうまく合わせた。ほんの一瞬の出来事だった。南野は相手ＤＦの前にポジションを取る。ボールがニアに来ることを予想し、相手の背後を取るよりもニアにポジションを取ることでボールを受けられる確率と、ゴールの確率を上げた。
そして最後はジャンプしながら、左足の甲付近でボールに合わせた。南野の好判断、ゴールへの嗅覚、技術が光ったシーンだった。南野は出場した試合でしっかりと結果を残しているが、いまだにリーグ戦での出場がない。もちろん、主力の３トップが好調ということもあるが、そろそろリーグ戦でもチャンスを与えられてもいいはずだ。結果を出し続ける男・南野の今季リーグ戦初出場を期待したい。
