■10月23日/J1第33節 FC東京 1-2 鹿島アントラーズ(味の素)
鹿島アントラーズが敵地でFC東京を破った!
その立役者となったのが、鹿島のエースFW上田綺世だ。前半のアディショナルタイムにMFアルトゥール・カイキがセットプレーから先制点を奪い、アウェイチームが1点リード。とはいえ、FC東京も逆転を狙って攻撃に転じる中で、65分に追加点を奪ったのが上田だった。
上田にボールを供給したのは、土居聖真だ。ファン・アラーノが送ったスルーパスを受けて土居が右サイド深くに侵入。相手ディフェンダーに体を当ててうまくいなすと、中を見てマイナスクロスを冷静に送る。それに合わせたのがペナルティエリアに遅れて入った上田だ。
ところが、右足で合わせたシュートは相手守備者に当たってはねかえされてしまう。しかし上田はそのボールを回収。今度は左足で蹴り込もうとするが、相手選手の動きを見て一瞬ためてから、足を振り上げた。ゴールネットを揺らすことに成功し、敵地でスコアを2-0に。このあと、FC東京が1点を返したため、これが決勝弾となった。背番号18が常勝軍団に白星をもたらしたのだ。