■酒井の牙城を崩せるか?

 東京五輪に参加した橋岡大樹が、今回、2019年12月以来のA代表復帰となった。東京五輪では3試合に出場したものの、スタメンは酒井宏樹が出場停止となった準々決勝のニュージーランド代表戦のみ。酒井からポジションを奪うことはできなかった。

橋岡大樹 撮影/中地拓也

 また、右サイドバックには室屋成もいる。室屋を酒井に次ぐ2番手と考えると、橋岡は右サイドバックでは3番手となるだろう。所属するシント=トロイデンVVでは出場機会が与えられているものの、代表での序列は低い。CBとしてもプレーできる橋岡だが、冨安健洋吉田麻也という鉄壁の2人がいる。橋岡はなんとか練習からアピールし、まずは出場機会をつかみたいところ。その上で所属クラブでも結果を残し、代表に選ばれ続けることが重要だ。

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(2)へ続く
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