2か月半ぶりのホームは東京にとって消化不良の試合になってしまった。
失った1点は最後まで返って来なかった。9分、柏はクリスチャーノからの長い縦パスを細谷真大がレアンドロとGK波多野豪を巧みにかわして決めた。
ともに3連勝を賭けた試合は柏にうまく持っていかれてしまった。こういう日があるということをわかってはいても、長谷川健太監督は選手の気持ちに触れた。
「自分たちのミスで失点した後に、味方のミスをみんなでカバーして取り返すという熱い思いを80分持ち続けていれば、こじ開けることはできたと思う。後半は多くのチャンスがあった中で、押し込んだ、という気持ちの部分があるかないか。気持ちの事ばかり言って申し訳ないが、そこがゴールの枠に転がるか、外れるかの違いになってくると思う」
そんな試合の終了後、ピッチには長友佑都の姿があった。50番の青赤のジャージーをつけた長友はマイクでファンに挨拶した。