【ブンデス分析】鎌田大地、長谷部誠、遠藤航、伊藤洋輝「4人の日本人選手」がメンバーに名を連ねた試合【アイントラハト・フランクフルト対シュトゥットガルト】「輝きを取り戻した鎌田大地」(1)の画像
日本代表でプレーする鎌田大地 撮影/中地拓也

ブンデスリーガ アイントラハト・フランクフルトvsシュトゥットガルト 2021年9月12日(日本時間22:30キックオフ)

 鎌田大地長谷部誠遠藤航伊藤洋輝と4人の日本人がメンバー表に名を連ねた一戦は、79分にフィリップ・コスティッチのゴールでようやくフランクフルトがようやく先制。そのまま勝利するかと思われたが、シュツットガルトは83分に伊藤(50分から途中出場)が最終ラインからエリアへロングボールを放り込むと、混戦から最後はオマル・マーモウシュがゴール。そのまま引き分けとなった。

 スタメン出場したのは鎌田と遠藤だ。

 日本代表2人の直接対決は5分、アタッキンサードに差し掛かるところでボールを受けた鎌田に遠藤が強いプレスをかけた。ここは遠藤に軍配が上がり、鎌田は後ろを向かされてボールを下げるしかなかった。

 しかし、試合を通じて存在感を放ったのは鎌田のほうだった。

 人に食いついてくるシュツットガルトに対し、鎌田は普段よりもスペースに走る場面を増やしていた。2列目中央での出場ではあったが、最前線で1トップのようにプレーしたり、左右に流れてボールを引き出したりと自在に動き、捕まえるのが困難な選手として振る舞った。

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