■こういう日もある
これらは欧州とJのズレでもある。パスの強さや鋭さはもちろん、チャンスには同じようなファウルでも簡単に倒れないでやりきろうとすること、そして、スローワーであるサイドバックの到着を待つことがデフォルトなのではなく、最寄りの選手がすぐにスローインを入れて流れを止めないようにすることが当たり前の光景としてあるということ。
やろうとしていることは間違っていないはずなのに、ことごとく上手くいかない日というのはある。そういう日だった、と無理矢理納得するしかない日はある。
それでも、リカバリー不可能ということは滅多にない。宣言は、シートを見るという落としどころがあった。あの時は1人きりだったが、試合でのズレはチームメイトと共に落としどころを探ることができる。
「練習では、今のスタメン組とはほぼやっていなかったので、繰り返しやっていくしかない。守備も攻撃も、みんなで話し合って合わせていきたい」(乾)
程よいところがすぐ見つかるだろう。
■試合結果
セレッソ大阪 0-2 北海道コンサドーレ札幌
■得点
73分 ドウグラス・オリヴェイラ(札幌)
75分 青木亮太(札幌)