再逆転はかなわず…

 神戸のゴールはこじ開けられなかった。

 終盤、パトリックの胸で落としてからのボレーシュートはバーを直撃、宇佐美貴史はポスト右に外して天を仰いでしまった。

 松波監督は試合を振り返った。

「同じようなセットプレーとクロスを警戒していたところでやられてしまった。最後にキャストを代えて、少し立ち位置も変えて、押し切れる場面もあり、そこで取れなかったのは残念です」

「最後はパワープレーで来るな」と神戸の三浦淳寛監督は思ったという。「長いボールを入れられる覚悟」で、トーマス・フェルマーレン山川哲史を投入した。

 GKの廣永遼太郎もよく守り、神戸移籍後の初勝利。試合後には男泣きにくれ、主審に記念のボールをねだって受け取る感動シーンも見られた。

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