痛恨の逆転負け。試合終了後、ファンの前に立ったG大阪の松波正信監督の顔には悔しさがはっきりと見てとれた。
19分、G大阪はパトリックに先制ゴールが生まれた。ウェリントン・シウバの左からのボールがヘディング争いの先にいたゴール前のパトリックの足元へ、これをパトリックが右足で押し込んだ。幸先のいいスタートに見えた。
だが27分、初瀬亮のコーナーをドウグラスがヘッダーでゴール左隅に入れて神戸が追いつく。「あれ、入っちゃった」という感じのゴールだったが、このゴールがG大阪に与えたダメージは大きかった。
さらに神戸は、31分、酒井高徳が割り込んで黒川圭介をかわしてゴール前に柔らかいボールを送った。これを田中順也が頭でゴール右隅に入れた。
あっさりと逆転されてしまったG大阪。パトリックに頼るしかないのだろうが、パトリックへのマークは厳しくなるのは避けられない。