【EURO2020】ベルギー対ポルトガル(2)クリスティアーノ・ロナウドを止め最後まで躍動!神戸DFフェルマーレンの「大仕事」の画像
画像/サッカー批評編集部
※第1回はこちらより

UEFA EURO2020 ラウンド16 ベルギーvsポルトガル 2021年6月27日(日本時間28:00キックオフ)】

 守備で試合の流れに乗ったトーマス・フェルマーレンは、攻撃のスイッチも入れるようになる。

 36分のポルトガルのフリーキックではルーズボールに飛び出してヘディングで前へ送り、ベルギーのカウンターが発動。フィニッシュまでは至らなかったが、押し込められつつある中でチームが落ち着きを取り戻すことになる攻撃になった。

 41分には再びルーズボールに体を張り、ルベン・ディアスと競り合ってファウルを受ける。この判定でロナウドが苛立ちを露わにしたことで試合の流れの変化が視覚化すると、1分後にトルガン・アザールがゴールを奪った。フェルマーレンはいつの間にか試合の流れを握る存在になっていた。

 後半、連覇を目指し攻勢を強めるポルトガルだが、単純な浮き球をクリスティアーノ・ロナウドに送ってもフェルマーレンらにしっかりと跳ね返された。

 54分にはロナウドのミドルシュートをフェルマーレンがブロック。堅い守備を上回るべく55分にブルーノ・フェルナンデスとジョアン・フェリックスが投入されるが、それでも3バック+ウイングバックの5枚を中心に集中したベルギーは最後のところで揺るがない。

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