■6月5日/JリーグYBCルヴァンカップ プレーオフステージ 第1戦 FC東京0ー1湘南ベルマーレ(駒沢)
B組を無敗で首位通過したFC東京とC組を同じく無敗で2位通過した湘南が争う、ルヴァンカップのプレーオフステージ。駒沢陸上競技場で行われた第1戦は、アウェイの湘南が勝利した。71分のFWウェリントンの強烈ヘディング弾が決勝弾となり、湘南が完封勝利したのだ。
FC東京に何度も決定機を作られた試合だった。リーグ戦で12位のFC東京を相手にする湘南は、リーグ14位。リーグ順位的には近い位置にある両リームだが、湘南は直近のリーグ戦から中2日で試合を迎えたのに対し、FC東京は1週間の準備期間があった。その疲労感の差が、そのままチャンスの数につながった。
それでも、今季の湘南は負けにくいチームだ。リーグでは全20チームで最多の引き分け数を誇り、18試合中9試合が引き分けと粘り強い戦いを展開。グループステージでも1勝5分とやはり負けない。その粘り強さが、この試合でも生きた。前半、アダイウトンやディエゴ・オリヴェイラといった相手の強力アタッカー陣にチャンスを作られたが守備陣が耐えに耐え、前半をスコアレスで折り返した。
試合が動いたのは71分。右サイドから岡本拓也が上げたクロスに、途中出場したFWウェリントンが飛び込み、豪快なヘディング弾でゴールネットを揺らしたのだ。