【J1プレビュー】リーグ史上初「1位vs20位」!川崎相手に横浜FC「番狂わせ」再現なるか!?の画像
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J1リーグ第15節 川崎フロンターレ横浜FC
5月16日(日)|15:00 等々力陸上競技場

 Jリーグで史上初の対戦が実現する。1位vs20位。コロナ禍における特別レギュレーションにより今季J1のチーム数が最多となったため、初めてこれだけ順位が離れたチーム同士の対戦が生まれることとなった。
 首位の川崎フロンターレと最下位横浜FCの間には、勝ち点39の差が開いている。これを埋める試合をするのは、簡単なことではない。
 だが、そうした番狂わせが起こり得るのがサッカーだ。事実、横浜FCには下克上の歴史がある。
 初めてJ1を戦った2007年のことだ。最終節、史上最速でJ2降格が決定していた横浜FCは、首位の浦和レッズをホームに迎えた。勝てば優勝が決まる浦和のファンなど4万5000人を超える観客の前で、横浜FCは「ブチかました」。

 開始17分で先制すると、そのまま1-0で試合終了。その結果、2位だった鹿島アントラーズが逆転優勝を飾ることとなったのだ。
 まだタイトルの行方が決まったわけではない。だが、2年連続で首位を独走する川崎をつまずかせたなら、それは立派な「ブチかまし」に他ならない。

■川崎フロンターレ

1位  勝ち点45 14勝3分0敗  43得点12失点 得失点差29

【出場停止】なし

【直近5試合結果】
L○2-0 札幌(H)
L△2-2 仙台(H)
L○2-0 G大阪(A)
L○3-2 名古屋(H)
L○4-0 名古屋(A)

【通算対戦成績】
H 11試合・ 8勝2分1敗
A 11試合・11勝0分0敗
計 22試合・19勝2分1敗

【直近対戦成績】
2020年 9月23日 J1第18節 ○3-2(H)
2020年 7月18日 J1第 5節 ○5-1(A)
2010年10月13日 天杯第 5節 ○2-1(H)
2007年10月 7日 J1第28節 ○1-0(A)
2007年 3月17日 J1第 3節 ○6-0(H)

【今節のみどころ】
 前節は、積極的な守備とボール保持で真っ向から挑んでくる北海道コンサドーレ札幌に手を焼いたが、終わってみれば2-0で勝利を手にした。普段とは違う試合の流れの中で、勝利を引き寄せる試合となった。
 メンバーを入れ替えた前々節のベガルタ仙台戦は2-2と引き分けたが、続く札幌戦ではしっかりと勝利を取り戻した。ここから中2-3日での連戦となるが、その入り口となる今節もしっかりと、かぶとの緒を締めてかかることだろう。
 そのためにも必要なのは、守備の意識か。2位名古屋グランパスとの連戦となった第12節では、3点差から一気に1点差まで詰め寄られた。奪われたらすぐにボールを取り戻す意識、そして守備陣の集中力で、第9節以降実現できていない連続完封を達成したい。

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