大住良之の「この世界のコーナーエリアから」連載第59回「笛吹けど踊らず?」(1) 名品アクメ・サンダラーの威力 大住良之/Yoshiyuki OSUMI J1 海外 FIFA W杯 Jリーグ オリンピック 2021.05.19 私が女子チームの練習時に使っていたホイッスル。左がモルテンのメタルホイッスル。この形は、英国の「ハドソン商会」がつくった初期のホイッスルの流れを引いている。中にはいったコルクの球はポルトガル製の「天然コルクA級品」だという。値段は1000円程度だった。もうひとつ黒いホイッスルはカナダ製の「FOX40」。中に「球」のない「ビートホイッスル」で、大きな音が出る。こちらは少し高く、2000円近くしたと記憶している。2つつけていたのは、目的に応じて使い分けることではなく、気分によって使い分けていたためである。(c)Y.Osumi レフェリー御用達のホイッスルは、そもそも英国で警官たちのために開発された。それまで警官たちはラットルで騒音を鳴らして人々の注意を喚起していた。なんと! みなさん、ご存じでしたか? ラットルとは往年のサポーター必携の騒音発生装置。ちなみに、… 続きを読む 関連記事 五輪サッカーに「死の組」などない(1)オリンピックならではの特殊な事情 大住良之 川崎対福岡「サッカー批評」の醍醐味(1)「3対1」のスコアに詰まった「紙一重」 大住良之 サッカーの賢者・湯浅健二さんに聞く「Jの面白さ」(1) 「仙台・手倉森監督も湘南・浮嶋監督もサッカーの本質を理解している」 大住良之 大住良之の「この世界のコーナーエリアから」連載第58回「サッカースタジアムの力」(1) 西が丘で見たセルジオ越後の驚異的なパス 大住良之