【久保建英】劇的ゴールの裏側(2)試合後インタビューで心情告白「ビジャレアルとヘタフェでたくさん苦しんだ」の画像
レバンテ戦のゴール後にユニフォームを脱いだ久保建英 写真:MarcaMedia/アフロ

【ラ・リーガ ヘタフェvsレバンテ 2021年5月16日(日本時間25:30キックオフ)】

 前へ進むということ、そして1人でシュートまでやりきるということ。序列を下げるとともに長らく失われてしまっていたプレーをここに来て披露し、チームを残留に導いてみせた。ゴールという結果こそチーム内での立場を確立するために大事なことであることを痛いほど思い知ったシーズンの最後に、極上の結果を出して自身の価値を証明した。

 今季の久保は、ビジャレアルで大いなる期待を背負いながらも、結果を残すことができず、ラ・リーがで13試合に出場。ヨーロッパリーグでは1得点を挙げたものの、リーガでの得点はなかった。

 出場機会をもとめてヘタフェに移籍したものの、1月11日の初出場から16試合に出場して、これまで得点はなし。チームには貢献していたものの、目に見えた結果は17試合目となるこのレバンテ戦まで待たなくてはいけなかった。

 それだけに、ついに決めた、というゴールの重みは誰よりも味わっていたに違いない。

 ゴール後、歓喜の輪にもみくちゃにされたあと、ユニフォームを脱いでカメラに向けて背番号を掲げ、イエローカードをもらった。そしてその後、カードを差し出した主審に謝罪の握手を求めた。

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