■「まず最初に今日プレーしなかった選手について言いたい」
勝つためになんでもする、ということを目的達成のための冷静さとして表現したシティと、勝ちたい気持ちを焦りとイライラとして爆発させてしまったパリ、その差は大きかった。
指揮官のペップ・グアルディオラは、試合後に、マンチェスター・シティの公式ツイッターでこのようなコメントを残した。
「まず最初に、今日プレーしなかった選手について言いたい。彼らは一年中素晴らしかったし、プレーできないことがどれほど辛いか知っている。申し訳ない。次に、アブダビのわれわれのオーナーと会長、そして他の部門のすべてのスタッフに感謝したい」
「この勝利は、我々の先達たち、コリン・ベル、マイク・サマービーほかすべてのプレーヤー、特にこのクラブを別のレベルに引き上げた選手、ジョー・ハート、パブロ・サバレタ、ヴァンサン・コンパニ、ダビド・シルバ、そしてここにいるセルヒオ・アグエロのためのものだ」
「バルサとバイエルンをノックアウトしたチームを倒した。最後に4対1。前半はプレスが効かず苦労した。後半はコンパクトに、ずっと良くなった。信じられないほど偉大な勝利だ」
かつて自身が指揮して栄光を掴んだバルセロナ、バイエルンを撃破したチームを倒したことを、ペップは喜んでみせた。
チーム一丸となって、初の決勝に進出したシティは、このままビッグイヤーを掲げることができるだろうか。それに値するチームであることは間違いない。
■試合結果
マンチェスター・シティ 2―0 パリ・サンジェルマン
(2戦合計4-1でシティが決勝進出)
■得点
11分 リヤド・マフレズ(マンチェスター・シティ)
63分 リヤド・マフレズ(マンチェスター・シティ)