【ルヴァン杯】「1967年生まれ三浦知良」と「2000年生まれ根本凌」 湘南対横浜FCの画像
湘南ベルマーレ戦でベンチ入りした三浦知良(横浜FC) 撮影/原壮史
ゴールを決めた21歳の根本凌

Jリーグ YBCルヴァンカップ グループステージ第2節 湘南ベルマーレvs横浜FC 2021年3月27日 15:03キックオフ】


 横浜FCの三浦知良がベンチ入りしたことで注目を集めたこの試合、唯一のゴールを記録したのはマッチデイプログラムの選手一覧に名前がない選手だった。

 湘南ベルマーレの背番号37、根本凌。鹿屋体育大学に在籍中の彼は、昨年の3月に新3年生ながら2022年に湘南へ加入することが内定し、特別指定選手としてプレーが可能になった。ここまで昨シーズン9月のリーグ戦2試合、今シーズンのリーグ開幕戦の計3試合に出場していたが、先発として起用されたのはこの試合が初めてだった。

 47分、相手ゴールキーパーのスリップを見逃さなかった根本がボールを奪い去り、無人のゴールへと流し込んだ。ラッキーな形でのゴールとなったが、集中を切らさずにしっかりとボールに対してプレーし続ける姿勢があったからこそ生まれたものだ。

 やるべきことをやる、ということが運を呼び込んだ形となったが、それは湘南全体でも同じだった。浮島敏監督はこのゴールを「ミスに見えるが、実際には我々の守備から運を呼び込んで生まれたものだったのではないか」と語っている。
 

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