■驚異のボール支配率81%
今ではCLの常連となったライプツィヒは、今季はELに出場したレバークーゼンと違い、少ないタッチ数で確実にボールを回していく。敵の正確なパスワークに対して、ビーレフェルトはなかなかボールを奪うことができなかった。せっかく奪ったとしても、ライプツィヒのカウンター・プレスが鋭く機能。味方にボールを繋ぐことができない。
そもそもボールが来ないので仕方がないが、堂安も前節のような活躍を見せることはできなかった。バイエルンやレバークーゼン相手にゴールを決めてきた日本人選手に対しては、ドイツ代表DFマルセル・ハルステンベルクも激しく潰しに来るなど、対戦相手の警戒が強まっているようだ。41分にはボックスの右側で強烈なボレーを放ったが、このライプツィヒ戦は無得点に終わった。
後半に入っても試合展開は変わらない。最終的にライプツィヒはボール支配率81%を記録したが、この数字はビーレフェルトが回させた上での81%ではなく、完全に回されての81%だった。失点こそ46分にマルセル・ザビツァーに奪われた1に抑えたが、20本のシュートを打たれ、グウの音も出ないほどの完敗だった。