“危険なタケ”が帰ってきた!久保建英・新天地ヘタフェで逆転勝利に貢献の画像
エルチェ戦に出場した久保建英(ヘタフェ) 写真:Agencia EFE/アフロ

 これまでの鬱憤が込められていたのかもしれない。

 69分の久保建英の左足のシュートは、それほど強烈だった。

 大雪が降ったせいで、1日順延となり、日本時間1月12日に行われたヘタフェ対エルチェ戦、それまでの黄色から青へとユニフォームの色を替えた久保建英は、逆転勝利に大いに貢献した。

 まさかの出場と言ってもいい。移籍が決まってから、スペインを大雪が襲い、久保は一度もチーム練習にも参加できず、この試合への出場はないのでは、というのが大方の見方だった。最後の公式戦出場は12月16日の国王杯、リーグ出場は12月13日のベティス戦だから、約1か月ぶりの試合となる。

 久保がピッチに立ったのは64分。M Fネマニャ・マクシモビッチに代わって投入された。ゲームはそれまで、エルチェが4分にラウール・グティのゴールで先制し、39分にククレジャのゴールで同点に追いついていた。

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