Ｊ１リーグ第１６節 ヴィッセル神戸―ＦＣ東京
９月１２日（土）｜１９:００ ノエビアスタジアム神戸
勝ち点１２の差が開いているが、現状を鑑みると好ゲームが期待できそうだ。ここ５試合で、ＦＣ東京は４勝１敗と無敗。神戸は１勝３分１敗だが、ドローには川崎Ｆや横浜ＦＭと強敵相手のものも含まれ、前節の逆転負けも、川崎Ｆ相手に良い内容ながら結果だけがついてこなかった。互いに力があるチーム同士が、次のステージへの一歩をかけてぶつかり合う。
神戸が欲しいのは、もちろん勝利だ。前述のとおりに手応えある内容を勝ち点３に直結させる必要がある。
ＦＣ東京が求めるのは、４連勝だ。２位となった昨季も、４連勝が１度、そして３連勝が２度あった。優勝した横浜ＦＭは３連勝が２度、そして終盤の怒涛の７連勝を記録した。その最後の一戦が優勝の可能性を残したＦＣ東京と横浜ＦＭの直接対決だったわけだが、やはり頂点を争うには４連勝以上を記録する勢いが必要なのだ。
ボール保持率を高めてゴールまで押し切りたい神戸と、必殺のカウンターで勝ち点を積み上げたいＦＣ東京。互いに殻を打ち破るために――。実力チーム同士が持ち味を前面に出して激突する。
■ヴィッセル神戸
１１位 勝ち点１９ ４勝５敗７分 得点２４、失点２７、得失点差－３
【出場停止】渡部
【出場微妙・故障者】田中、大﨑、イニエスタ、ドウグラス
【直近５試合結果】
●Ａ川崎 ２－３
△Ａ湘南 １－１
●Ｈ川崎 ０－６
△Ｈ横浜Ｍ ３－３
△Ｈ川崎 ２－２
【通算対戦成績】
通算 ４２試合・８勝１２分２２負
ホーム ２１試合・５勝 ６分１０負
アウェイ ２１試合・３勝 ６分１２負
【直近対戦成績】
２０１９年１０月１９日 Ｊ１第２９節 Ｈ１●３
２０１９年 ６月１５日 Ｊ１第１５節 Ａ１○０
２０１８年 ８月 ５日 Ｊ１第２０節 Ａ０●１
２０１８年 ５月 ２日 Ｊ１第１２節 Ｈ０△０
２０１７年 ８月１３日 Ｊ１第２２節 Ａ０●１
【今節のみどころ】
前節は首位川崎Ｆに早々に先制されながらもプランどおりに試合を進め、逆転するまでに至った。さらにリードを広げようとしながら叶わず、逆転を許すに至り、トルステン・フィンク監督は選手層の薄さを嘆いたが、そこに至るまで働いた“新鮮力”を称えるべきだろう。
ドウグラスの加入で出番が減っていた藤本憲明だが、前節も見事な動きからゴールを決めて、先発起用のここ３試合で計３得点。生え抜きの安井拓也も出場を増やし、フィンク監督の評価のほどをうかがわせる。
もうそろそろイニエスタらが戻ってくる時期かもしれないが、簡単にポジションを譲り渡さないほどのプレーを期待したい。
