小林とダミアンは、チームメイトではあるが同じＣＦＷのライバルでもある。小林とダミアンが同時に試合に出場する機会は多くない。にもかかわらず、ダミアンは小林と喜びを共有したかったのだ。この２人の姿から、小林のチームメイトへの影響が自ずと伝わってくる。そんな場面だった。ちなみに、ＤＡＺＮには２人の絆は映っていない。リプレイされたダミアンの雄姿が、ダミアンと小林の笑顔に乗っかったからだ。
チームのために走り、喜び、そして時に怒声も発する小林悠。先日の札幌戦でクラブ通算得点数を１１２に伸ばし、単独でクラブ最多得点者となったこのストライカーの凄みは、点を取ることだけではない。
今後、川崎がさらなる快進撃を続けるのならば、そこに小林の力がある。仮に失速したとしても、這い上がろうとするその中心に小林がいる。川崎には、小林がいる。
