■「今夜はキャップの美しき弾道でビール飲んで寝る」

 この美しすぎる軌道のFK弾に対し、SNS上には絶賛と驚嘆の声が殺到した。

「これは止めれんて反則すぎ」
「これぞ至宝、これぞ宇佐美貴史」
「その右足を国宝認定します」
「今夜はキャップの美しき弾道でビール飲んで寝る」
「あの7番の大先輩のように、軽く決めた」

 この圧巻の一撃とゴール後の誇らしげなパフォーマンスは、かつてガンバ大阪で同じ背番号「7」を背負い、現在はチームのヘッドコーチを務める元日本代表・遠藤保仁氏の現役時代を彷彿とさせるものだった。

 背番号「7」の系譜を感じさせる奇跡の弾道にファンが沸き立つ中、ベンチで見守っていた遠藤HCも、後輩の鮮烈な一撃に惜しみない拍手を送っていた。

 先制ゴールを決めた宇佐美の勢いはとどまることを知らない。後半、GK一森純の退場により数的不利に陥るアクシデントに見舞われるも、後半20分には鋭い右足クロスで相手ゴール前に激しい混乱を生み出し、イッサム・ジェバリの追加点を演出してみせた。

 しかし、激闘の末にドラマが待っていた。試合終了間際、執念を見せる京都に痛恨の同点ゴールを許し、試合は2-2の引き分けで終了。あと一歩のところで勝利こそ逃したものの、宇佐美貴史の“黄金の右足”はG大阪が再び浮上するための原動力となるのは間違いない。そう確信させるほど、圧倒的な輝きを放っていた。

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