10月24日、各地で行われたJ1リーグ第12節。パナソニックスタジアム吹田では、ガンバ大阪が京都サンガF.C.を迎え撃つ一戦が行われた。
前節のアビスパ福岡戦(2-1)で9戦未勝利という長いトンネルを抜け出し、本拠地で勢いに乗りたいG大阪。ともに中2日という過酷な日程となったものの、立ち上がりから主導権を握ったのはホームの青黒軍団だった。
そして、スタジアムが息をのんだのが前半31分だ。
ショートコーナーの崩しから角昂志郎が倒され、絶好の位置でフリーキックを獲得する。ゴール前やや左、距離にして約23メートル。ボールのかたわらに立ったのは、青黒の背番号「7」をまとう宇佐美貴史だ。静寂が包むピッチの中、短く力強い助走から右足を一閃。放たれた白球は鋭く曲がり落ちながら、壁7枚の頭上を鮮やかに越えていく。美しい弧を描いた放物線は、相手GKの手が届かないゴール左上の完璧な隅へと吸い込まれた。
前節の福岡戦でも精密機械のようなコントロールショットで決勝点を奪っていた宇佐美。この日もFKから、まさに「ここしかない」という神コースを撃ち抜いて見せた。本拠地のサポーターが大興奮に包まれる中、宇佐美自身も芝生の上に片膝をつき、自らの“黄金の右足”を誇るように何度も叩いて喜びを爆発させた。




























