■ ウェンブリーの8万人が大熱狂! 厳しすぎる「昇降格」がもたらす熱狂と残酷さ
「UEFAネーションズリーグ」は2年ごとに開催されている大会である。2018/19年に第1回大会が行われ、現在進行している2026/27年大会で第5回となる。欧州サッカー連盟(UEFA)の全加盟国のナショナルチームが参加する。UEFA加盟国は55か国だが、現在はロシアが資格停止になっており、54か国で争われている。
54か国はランキングに応じてA~Dの4つの「リーグ」に分かれ、A~Cはそれぞれ16か国。Dは6か国で構成される。各「リーグ」はさらに4か国ずつ1~4の「組」に分かれ(リーグDは3か国ずつ2組)、それぞれの組のなかでホームアンドアウェイ(1か国6試合)を行い、順位をつける。「リーグA」の各組1、2位は来年の前半に行われるノックアウト方式のラウンドに進出して優勝を争う。
この大会の特徴は、実力の近い同士で対戦し、成績に応じて昇格・降格があるところにある。昇格・降格は厳しい。例えば「リーグA」各組の最下位4チームのうち2チームは「リーグB」に自動降格となり、他の4位2チームと3位のうち2チームは「リーグB」とのプレーオフに回ることになる。
例えば今回の「リーグA第3組」はワールドカップ優勝のスペイン、3位のイングランドのほか、クロアチアとチェコで構成され、4節を終えた時点でスペインが全勝で首位、イングランドは3勝1敗で2位につけている。クロアチアは初戦にチェコに2-1で勝ったが、あとは3連敗で。第3節にはイングランドに0-7で大敗して3位でも得失点差が-10となり、プレーオフ候補。4連敗のチェコは自動降格候補である。
一方、イングランドとスペインの対戦は9月26日にロンドンのウェンブリー・スタジアムに8万4525人のファンを集めて行われ、スペインが先制、前半のうちにイングランドが逆転したものの、後半、スペインはバエナとオヤルサバルのゴールで再逆転するという、非常にスリリングな展開だった。世界の耳目を集めたのは当然だ。



























