■試合内容で圧倒できなくても…

 敵陣で2度追い、3度追いをした中島が、ペナルティエリア内で相手のファウルを誘う。PKを獲得した。背番号7は藤枝MYFCとの開幕節でPKを失敗していたが、この日は右足で強シュートを突き刺した。勝利を決定づける2点目となった。

 このまま2対0で勝利した仙台は、5勝2分1敗の勝点「17」とした。今シーズン初めて首位に立った。

 圧倒的な強さを、見せつけることはできなかった。それでも、全員が守備でハードワークする、局面で身体を張る、相手のシュートに身体を投げ出してブロックする、チャレンジ&カバーを徹底するといった守備の原理原則を、仙台はキックオフから試合終了まで遂行した。いわきFCにチャンスを作られたものの、自分たちからスキを見せなかった。「終わってみれば勝者は仙台」という試合である。そして、試合内容はともかく勝点3を逃さないチームは、J1昇格へ近づいていくものだ。

 次節は大一番である。ホームのユアテックスタジアム仙台に、ジュビロ磐田を迎え撃つ。秋葉忠宏監督が指揮する磐田は、アルビレックス新潟とヴァンラーレ八戸に連敗し、3勝1分4敗の黒星先行で13位に低迷している。アウェイチームには難しいユアスタにも、必勝態勢で臨んでくるだろう。

 仙台がここで磐田を叩けば、J1昇格のライバルに大きなダメージを与えることができる。その一方で、勝点3を与えるようなことがあると、相手に立ち直るきっかけを与えてしまう。

 シーズン序盤の大一番は、J1昇格の行方を左右する決戦となる。

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