■横浜FCは交代カードでギアを上げられず
ルキアンが前半のうちに負傷交代し、横山と島村がメンバー外だったことで、須藤監督はアダイウトンを前半のうちにピッチへ送り出し、ジョアン・パウロ(29歳)を右シャドーで先発起用した。主力不在の緊急措置だったが、その結果として後半からギアを上げることができなかった。
アダイウトンは前節までの4試合で後半途中から出場し、2得点を記録している。疲労が蓄積してくる時間帯に彼がピッチに立つと、相手守備陣に相当なストレスをかけることができる。
ジョアン・パウロも、前節までは後半途中から起用されてきた。彼もまたフィジカルに優れ、技術力が高い。相手守備陣が嫌がるボールの持ちかたができ、鋭くゴールへ迫ることも、時間を効果的に使うこともできる。交代カードとして非常に有効だ。
ルキアン、横山、島村に加えて、ボランチの山田康太(27歳)も4節からメンバー外となっている。主力選手の離脱はバックアッパーにとってチャンスであり、チームにとっては選手層を厚くするきっかけにもなる。ただ、結果を残せなければ、選手も、チームも、自信を深めることはできない。
次節はFC今治をホームに迎える。今治はここまで1勝1分4敗で最下位に沈んでいる。ただ、今節のサガン鳥栖戦で、シーズン初勝利をつかんだ。6試合目で初のクリーンシートも達成している。
攻撃はここまで5得点に終わっているものの、前線にシーズン2ケタ得点を4度記録しているエジガル・ジュニオがいる。35歳になったブラジル人ストライカーは、依然としてゴール前で高い決定力を示している。
簡単な試合にはならないが、横浜FCからすれば勝ち切らなければならない相手である。連敗をしないことは、J1昇格への必要条件だ。








