■アンカーがサイドへ出たあとのスペースを突かれ
0対0で試合が推移していくなかで、仙台はピンチも迎えた。21分だった。アンカーの鎌田大夢(25歳)が右サイド寄りのポジションを取ったその背中へ、パスを通される。大分の右シャドー西村恭史(26歳)にフリーで持ち出され、FW古川大悟(26歳)とのパス交換で右サイドを突かれる。ゴール前へクロスを供給されると、マテウス・モラエスがゴール前に詰めたFW有馬幸太郎(25歳)と競り合い、ヘディングシュートを際どくブロックした。
アンカーがサイドへ出ていったあとのスペースを使われるリスクは、仙台も織り込み済みなのだろう。縦ズレと横ズレで危険なスペースを埋めていく、といった仕組みを作っているに違いない。
それでも、不確実性をはらむのがサッカーである。こうしたシーンを作られることを覚悟すると同時に、自分たちがチャンスで決めきる力を高めていかなければならない。
前半の仙台は6本のシュートを浴びせた。12分のシーンだけでなく、9分にも決定的な場面を作り出している。中島のパスを受けた小林がペナルティエリア内でフィニッシュしだが、ファーストタッチが決まらずに枠をとらえられなかった。
24分にはロングスローから決定機を生み出した。中島が至近距離から狙ったが、相手GKの好守に阻まれる。ホームの仙台はスコアを動かすことができず、0対0のまま前半を終えた。







