秋春制の幕開けとなるJ1開幕戦で、歴史的な大逆転勝利を収めた鹿島アントラーズ。その劇的勝利の直後に行われたFW鈴木優磨の“ギャップ全開”なヒーローインタビューが、ファンの間で大きな反響を呼んでいる。
8月7日、MUFGスタジアム(国立競技場)を舞台に行われた横浜F・マリノス対鹿島の一戦は、初めて秋春制に移行した2026-27シーズンのJ1リーグ開幕戦。スタンドにはJリーグ史上最多となる6万3960人もの大観衆が詰めかけ、フジテレビ系列で全国ネット生放送される超注目カードとなった。
試合は凄まじい乱打戦となった。16歳の超新星・三井寺眞による歴代2位の年少ゴールなどで横浜FMが先行し、一時は3-1とリードを広げる。しかし、そこから鹿島が怒涛の反撃を開始し、後半アディショナルタイムに立て続けに2得点を奪うという漫画のような展開で、4-3の奇跡的な大逆転勝利を収めたのだ。
スタメン出場した鈴木は、昨季まで鹿島で苦楽を共にし、今季から横浜FMへと移籍した元チームメイトの知念慶とピッチ上で激しくマッチアップ。試合終了直後には知念を露骨に煽るようなジェスチャーを見せつけ、相変わらずの“悪童っぷり”を全国放送で遺憾なく発揮していた。
だが、直後のヒーローインタビューでは、まったく異なる“もう一つの顔”を見せた。
フジテレビのインタビュアーを務めたのは、「熱さ」でおなじみのジョン・カビラ氏。「勝利の喜び、雄叫び、聞かせてください!」と大興奮でマイクを向けるも、鈴木は「前半、ひどいゲームをしてしまったので、後半に取り返せて良かったです」と至って冷静なトーンで返答した。
その直後に少しだけ口元を緩めた鈴木だったが、以降も次々と投じられるカビラ氏の“熱すぎる質問”に対して、最後まで完璧な「優等生」を貫き通した。
「日々の練習から全員が切磋琢磨して、競争し合って。でも試合になったらスタメンの選手を快く送り出して、全員が戦っている結果だと思います」
「本当にたくさんのお客さんが今日入ってくれて、このまま情けないまま終わるわけには行かなかった。W杯で日本が非常に素晴らしい試合をしたと思いますし、その熱というのを冷ましたくない。今日(4-3)はちょっとやりすぎですけど、いいサッカーをして、鹿島は強い、サッカーって面白いんだっていうのを日本に広めていければなと思います」
そして最後には、「もっともっとたくさんのお客さんを入れたいと思う。僕たちも魅力あるサッカーをやるので、これからもJリーグをお願いします」と、自分自身やチームのことだけでなく、Jリーグ全体をアピールして深々と頭を下げた。




























