今夏ドイツの古豪シャルケへと移籍を果たした日本代表MF田中聡が、新天地での強烈なアピールに成功した。プレシーズンマッチで決めた豪快なシュートに、日本のファンから驚きの声が上がっている。
近年、サッカー界における日本とヨーロッパの距離は急激に縮まり続けている。選手のレベルが飛躍的に向上する中、田中にとってもこれが2度目の欧州挑戦となる。
2022年8月にベルギー1部のコルトレイクへ期限付き移籍するも、当時は完全移籍には至らず湘南ベルマーレへ復帰。その後、サンフレッチェ広島で戦った2025年シーズンにはJリーグベストイレブンを受賞する大活躍を見せ、ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフへと完全移籍を果たした。そこでの半年間のプレーがただちに高く評価され、今年6月、満を持してシャルケに完全移籍で引き抜かれたのだ。
かつて元日本代表DF内田篤人氏らがプレーしたシャルケは今、野心に燃えている。ここ3シーズンは2部での苦しい戦いが続いていたが、昨季は見事に2部リーグ優勝を果たし、名門復活を期して1部ブンデスリーガの舞台へと乗り込む。
そのクラブの熱量に負けじと、田中も静かに闘志を燃やしている。パリ世代の要として2024年のU-23アジア杯優勝に貢献し、2025年7月には「EAFF E-1サッカー選手権2025」で念願のA代表デビューも飾った。豊富な運動量と球際の強さを武器にJリーグで大きくスケールアップした姿を、今度こそヨーロッパの最前線で見せつけなければならない。
その絶好の機会が早くも訪れた。現地時間8月1日に行われたヘッセン・カッセル(4部)とのトレーニングマッチ。ベンチスタートとなった田中だったが、後半15分(60分)に交代でピッチに入ると、自らの思いをプレーで体現してみせた。 後半29分(74分)、右サイドを突破したスフィアヌ・エルファウジからのパスをボックス手前で受けると、無駄のない極上のファーストタッチでボールをコントロール。そして次の瞬間、シャルケ公式が「叩き込んだ」と表現するにふさわしい、左足の弾丸ミドルシュートをゴールネットに突き刺した。



























