福田師王ドイツ奮闘記(7)後編 「環境を変えるべきではないか」福田師王が明かす苦悩の日々、心の支えとなった強い目標と自問自答の末に固まった「ここで這い上がる」覚悟の画像
新天地カールスルーエで移籍後初ゴールを決めた福田師王。ウインターブレイク明けの彼を待っていたのは、さらなる試練だった。撮影/渡辺航滋(Sony αⅡ使用)
■【画像9枚】豪快ゴールの瞬間を連写!カールスルーエ福田師王、8月8日再戦ビーレフェルト戦での雄姿

 移籍後の初ゴールで逆襲の狼煙を上げたドイツ2部カールスルーエSCの福田師王だったが、ウインターブレイク明けの彼を待っていたのは「ベンチ外」という、さらなる試練だった。
 孤独な海外生活の中、夜も眠れなくなるほどの精神的重圧。連載第7回目後編では、どん底の中で彼が下した「ある決意」について赤裸々に語ってくれた。

■「本気で思い悩んでいた」今後のキャリア

 一番精神的にキツかったのは、ウインターブレイクが明けてからの期間です。後半戦が始まっても、1月から2月前半にかけては3試合連続で途中出場にとどまり、その後なんと2試合連続で出番なし(ベンチ外含む)となってしまいました。

 実はこの冬、今後のキャリアについて本気で思い悩んでいたんです。このままベンチを温めていては成長できないと焦りを感じて、環境を変えるべきなのではないかと、現実的な選択肢として真剣に悩んでいました。

■「なんで使われないんだ」全然寝つけない日も

 でも、とことん自問自答を繰り返した末に、僕の中でようやく「ここで這い上がって結果を出す」という「覚悟」が決まったんです。

 3月の最初の2試合もベンチ外になり、合計4試合連続でピッチから遠ざかっていました。「もう、このクラブで絶対にスタメンを勝ち取るしかない。ここで結果を出して、自力でステップアップのタイミングを引き寄せるんだ」と。腹がくくれたのが、ちょうどその頃でした。

 あの時期は、メンタル的にめちゃくちゃキツかったです。特別メンタルトレーナーをつけているわけではないので、全部一人で抱え込んでいました。

 日本のサポーターも含め、応援してくださる方々がたくさんいて、早く恩返ししたいのに、「こんな状態でいいのか」「コンディションはこんなに良いのに、なんで使われないんだ」って。夜、ベッドに入ってもいろいろと考え込んでしまって、全然寝つけない日もありました。

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