レアル・ソシエダに所属するサッカーU-22日本代表DFが、たったひとつのプレーで世界中のファンを魅了した。
ヨーロッパでは新シーズン開幕を控え、各国のチームが急ピッチで準備に励んでいる。昨季はラ・リーガで10位と2年連続の2ケタ順位に終わり、巻き返しを狙うソシエダも、実戦を通してチームづくりを進めているところだ。
イングランドへのプレシーズン遠征を敢行していたソシエダは、現地時間7月28日、確かな結果を出した。プレミアリーグの強豪アストンビラと対戦し、4―2の打ち合いを見事に制したのだ。
日本代表MF久保建英はこの試合を欠場したが、もうひとりの日本人選手が絶大なアピールに成功した。期限付き移籍から完全移籍へと移行したばかりの189cmの大型DF、喜多壱也である。
昨シーズンからソシエダの一員となっていた喜多だが、これまでは主にBチームを主戦場としてプレーしてきた。しかし、この夏のプレシーズンではトップチームに帯同。そして今回のアストンビラ戦でも、ついにアピールのチャンスが巡ってきた。
2―2の同点で迎えた後半20分、ソシエダは選手を大幅に入れ替える。その一員としてピッチに送り込まれた喜多が、わずか1分後に鮮やかな逆転ゴールの起点となったのだ。
センターバックとしてこれまでも対人の強さや的確な守備を披露してきた喜多だが、今度はその“黄金の左足”で魅せた。
ハーフウェーラインを越えた左サイドの位置でパスを受けると、顔を上げてルックアップ。そして、逆サイドの広大なスペースへ向けて一気にロングレンジのサイドチェンジを展開したのだ。
空を切り裂くような美しく正確な弾道で、右サイドで待つ味方の足元へピタリとボールが渡る。この一振りで相手の守備陣形を完全に崩すと、ここからソシエダの攻撃が一気にテンポアップし、流れるようなパスワークから見事な逆転ゴールへと結びついた。

































