警察官の制服姿で「カッコいい」「イケメン過ぎる」と約5000人のファンを熱狂させた、サッカー日本代表MFの中村敬斗選手(25)。千葉県警主催の「闇バイト加担防止イベント」は大盛況のまま後半戦へ。
ここからは、地元・我孫子市内の中学生たちをステージに招いての特別Q&Aセッションがスタート! 無邪気かつ真剣な質問に対し、一つひとつ丁寧に、時に熱い言葉を交えながら回答していく。世界で戦うトップアスリートの金言に、子どもたちだけでなく大人も深く聞き入った貴重なセッションの全貌をお届けする!
■「一番楽しいのは、苦しい戦いの末の逆転勝利」
中学生たちから最初に飛び出したのは、「サッカーをやっていて一番楽しかったこと、嬉しかったことは何ですか?」というストレートな質問。中村広報官は少し思いを巡らせるように視線を宙に向けると、「一番は、やっぱりチームが勝ったときかなと思います」と口を開いた。
「本当に苦しい戦いの中で、1-0とか、2-1とか。ビハインドから逆転して勝つとか、最後の最後にゴールが入って勝つとか。そういうのが本当に『これのためにやってるんだな』っていうか。一番楽しいなと思う瞬間ですね」と、サッカーの醍醐味である劇的な勝利の喜びを熱く語った。
続いて「サッカーを通して一番成長できたなと思うことは何ですか?」という問いには、競技の本質に触れる回答を披露した。
「サッカーに限らずですけど、サッカーって個人競技じゃなくてチームスポーツですよね。協調性だったり、チームの和をすごく大切にしないといけない。だからこそ、仲間を大切にするとか、そういったものを学ぶことができました」と、周囲との絆やリスペクトの精神の大切さを説いた。
現在、部活動に励む中学生からの「今のうちにやっておいたほうがいいこと、大切なことは何ですか?」という質問には、自身の少年時代を重ね合わせるようにアドバイスを送る。
「自分はとにかく、毎日練習に行くのが楽しみでした。何か特別に『こういう練習をやったほうがいい』って言うのは難しいけれど、毎日、本当に全力で楽しんでやってほしいなって思います」と、好きであること、そして全力で楽しむことの重要性を優しい眼差しで伝えた。
■同じポジションで悩むサッカー少年への「金言」
セッションの中でひときわ会場が沸いたのは、中村選手と同じポジションでプレーしているという中学生からの切実な相談だった。
「僕も中村選手と同じ左サイドハーフのポジションなんですけど、試合になると、どうしても焦ってしまって……。どういうプレーを意識してやっていますか?」
世界を舞台に、自身も左サイドを主戦場として切り裂く中村広報官は、この質問に大きく頷き、真剣な口調でアドバイスを送った。
「一番はやっぱり、左サイドハーフは攻撃的なポジションだということ。常にゴールを目指す姿勢、そして常に『ゴールを意識してどの位置でプレーするか』が大事になってきます。もちろん、守備のときは、いろいろなポジションの取り方があると思うけど、攻撃においては、自らゴールを決めることや、ゴールの起点になることが一番大事。だから、常にゴールを見て、そこから逆算してプレーしてほしいなって思います」
試合中の焦りを打ち消すためには、最終目的である「ゴール」から思考を逆算し、今自分がどこにいるべきかを整理すること。トッププロの具体的な思考法に、質問した中学生たちは目を輝かせて聞き入っていた。
さらに、「プロサッカー選手になるために一番大切にしていたことは何ですか?」という夢に向かう質問に対しては、自らの経験を踏まえた力強い言葉が送られた。
「プロになるまでも、いろいろな壁があったり、困難なことがあると思います。でも、本当に“腐らずにずっとやり続ける”ということが大事です。どんなに辛いことがあっても、決して投げやりにならない。それが一番大切かなって思います」
才能だけでなく、逆境に立たされたときの心の強さこそがプロへの道を切り拓く。その言葉には、数々のプレッシャーを跳ね返してきた中村選手ならではの重みがあった。


































