現地7月19日に行われた北中米ワールドカップ(W杯)の決勝戦は、延長戦の末にスペイン代表が1-0でアルゼンチン代表を下し、16年ぶり2度目のW杯優勝を飾った。試合終了後のピッチ上で“神の子”と“神童”が抱擁し、そのシーンがファンの琴線に触れた。
「神の子」とはアルゼンチン代表のFWリオネル・メッシ、「神童」とはスペイン代表のFWラミン・ヤマルだ。
ともに大会期間中に誕生日を迎えて39歳と19歳となった2人はいずれもバルセロナの下部組織ラ・マシア育ち。メッシが背負っていた「背番号10」をヤマルが継いだ。19年前にはチャリティー企画で赤ん坊だったヤマルをメッシが入浴させる写真が撮影されるなど、2人の運命的な繋がりが今大会に入って改めて注目されていた。
プレースタイルも似ている2人は決勝の舞台でともにスタメン出場し、延長戦までを含めて120分間、ピッチに立ち続けた。試合終了のホイッスルが鳴ると、優勝を逃したメッシは呆然としながらピッチに座り込んだ。
ヤマルがゆっくりと歩み寄る。するとメッシはすっと立ち上がり、握手を交わした後に抱擁する。互いに健闘を称え合い、耳元で言葉を交わした。時間は3秒ほどだが、W杯決勝の舞台でサッカー界の世代交代を印象付けるシーンとなった。




















