現地7月19日、北中米ワールドカップ(W杯)の決勝戦が行われ、スペイン代表が延長戦の末に1-0でアルゼンチン代表を下し、16年ぶり2度目のW杯優勝を果たした。決勝ゴールを決めたのは、途中出場のフェラン・トーレスだった。
欧州王者と南米王者の顔合わせとなったファイナルは、立ち上がりからスペインが主導権を握った。常にボールを動かしながら相手のプレスをはがし、たとえボールを奪われても即時奪回。準決勝のフランス戦同様、アルゼンチンにチャンスすら与えなかった。もっとも、チャンスは作り出したものの、アルゼンチンの体を張った守備に遭って90分間、スコアを動かすことはできなかった。
後半アディショナルタイムにアルゼンチンの選手が退場。数的優位も手にしたスペインは延長戦でさらに攻撃の圧力を強めた。
ついに均衡が破れたのは延長後半1分だった。右サイドでボールを持ったラミン・ヤマルからのバックパスを、右サイドバックのペドロ・ポロが右足で送る。ファーサイドに流れたボールをニコ・ウィリアムズが折り返し、後半17分から途中出場していたフェラン・トーレスがいち早く反応して左足から豪快なダイレクトシュートを放った。
バルセロナ所属のフェラン・トーレスにとっては今大会初ゴール。大会初戦で0-0ドローに終わったカーボベルデ戦から幾度となく訪れていたチャンスを物にできずにいたが、16年前のアンドレス・イニエスタと同じく延長後半に値千金のW杯優勝決定弾を決めた。
試合直後のインタビューで、フェラン・トーレスは自身のゴールについて「本当に大きな開放感があった。このW杯期間中、僕は多くの批判を受けてきた。でも運命は決まっていました。神様が力をくれました」と感慨深げに振り返り、汗を拭った。































