■パス至上主義からの脱却! 個での打開がパスサッカーを進化

 だから、「パスサッカー」という日本のスタイルはこれからも維持・発展させていってもらいたいものだ。

 だが、同時にパスだけではなく、個人の力で打開していくプレーも増やしていかなくてはならないだろう。

 佐野のように奪ったボールを自らドリブルで運んで、単独で相手を崩してしまう。あるいは、CFにボールが入ったら、ポストプレーで味方を使うだけでなく、自ら反転してドリブルで持ち込んでシュートを狙えるようにする。

 そうして選択肢を増やしていくことによって、パスサッカーもさらに効果的になる。

 ブラジル戦の佐野の選択は、さまざまな意味で今後の日本サッカーにとって示唆に富むプレーだったのではないか。

つづく

 

(3)へ続く
  1. 1
  2. 2
  3. 3